スーパースター

久しぶりに夢中で写真を撮った週末。

どうしても彼の最後の試合を見届けたかった。

たくさんの観客が押し寄せ、体育館は大渋滞が起こっていた。

みんなが集まる応援席までたどり着けなかった私。

仕方ないので、敵陣の応援席で静かに息を潜め、世界一の殺し屋になった

気分でレンズを覗きシャッターを切った。

周りは敵だらけだったので、大げさに喜ぶことは決して許されなかったが、

彼がシュートを決めた時だけは本能のまま、”ヨッシャ!”と小さくガッツポーズを

決めたりした。

動く写真を撮るのは得意ではない。

それでもなんとか奇跡のショットを収めたくて夢中で撮った写真の枚数は

なんと、642枚にも及んでいた。

ウケる。


写真のある日常を

こっそりひっそり。

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